長時間の残業による疲労やストレスなどの症状

疲労回復特集

疲労回復特集 毎日の仕事で疲労困憊のアナタに

過労死の可能性を引き起こす「長時間残業」

過労死の可能性を引き起こす「長時間残業」

10年以上も続く「過労死」問題

日本では10年以上前から「過労死」について問題になってきていましたが、いまだに無くなることがないのが現状です。先日も、大手広告代理店の女性社員が月100時間を超える残業によって精神が追い込まれて自殺し労災認定されました。この事件はメディアでも大きく報じられ、ふたたび残業時間や過労死について注目されています。過労死はこの10年で倍近くに増加し、今では年間2500件以上もあると言われています。過労死は長時間におよぶ仕事が原因で死亡し、「精神的過労死」と「肉体的過労死」に分けられています。

「精神的過労死」の症状と前兆

「精神的過労死」の多くは自殺です。長時間の勤務や上司からのプレッシャーは精神的ストレスが溜まり、うつ病や精神疾患を引き起こしてしまいます。自殺は過労死ではないという意見も多くありますが、自殺の原因がうつ病であれば、うつ病は脳神経の障害であり脳疾患にあたります。脳疾患であれば、自殺も病気が誘発した死になります。うつ病の前兆には、眠れない、起きられないなどの睡眠障害、何をやっても楽しくない、イライラする、焦燥感がある、集中力の低下、死にたいと思うなどがあり、このような症状が出たら一度心療内科や精神科の診断を受けることをおすすめします。

「肉体的過労死」の症状と前兆

「肉体的過労死」の多くは、残業などで勤務時間が長くなり、疲労が溜まることでおきる突発的な疾患が原因です。特に多いのは脳梗塞、くも膜下出血、心筋梗塞、虚血性心疾患です。顔や手足の片側の麻痺、ろれつが回らない、口が閉じない、めまいや立ちくらみ、目の焦点が合わないなどの症状が出た場合は脳の血管が詰まる脳梗塞や脳の血管から出血があるくも膜下出血になっている場合が多いです。また、胸やみぞおちを圧迫するような痛みや左肩から背中にかけての痛み、吐き気、冷や汗、奥歯や下顎の痛み、左手小指の痛み、呼吸困難や息切れなどの症状が出た場合は、心臓を動かす筋肉の異常や心筋の血管のつまりなどによる心疾患になっている場合が多いです。これらの症状が出ているのに、無理に働き続けると過労から来る突然死になってしまいます。
その他にも、長時間労働による過労や睡眠不足が原因で、勤務中や通勤途中の居眠り運転による交通事故、風呂場での溺死などもあります。この場合は、記憶力、集中力の低下、急に意識がとぶ、1日中眠気に襲われる、イライラする、焦燥感がある、吐き気、めまいなどの前兆があります。

働き過ぎなアナタに起こる様々な症状
疲労を回復するために!

残業が100時間ある会社に勤めていた時、過労のためうつ病や過労死してしまった同僚がいました。同じような境遇で働いている人に健康でいるための疲労回復方法や今の職場からの転職方法を紹介します。当サイトへのお問い合わせはこちらからお願いいたします。